葬儀・終活

葬儀社に聞きにくい?お葬式の種類やメリット・デメリットを解説

夕焼けと彼岸花

現在「葬式」と一言で言っても、故人の考え方や、家族の考え方で様々な呼び方に分類されます。

例えば、最近よく耳にするのは「家族葬」ですね。

もし、あなたが終活を考えたときに、家族にどのようなお別れを望みますか?

「盛大に沢山の友人・知人を呼んで笑顔でお別れしてほしい。」

「家族のみで、静かに温かい空気の中で見送ってほしい。」

「お坊さんのお参りも、お花も何もいらない。火葬だけしてくれればそれでいい。」

などなど、様々な個々の希望を叶える方法は、

  • しっかりとした終活
  • しっかりとした葬儀の知識

が必要になってきています。

こちらでは、いきなり葬儀社に問い合わせることに抵抗がある方のために、現代の葬儀のカタチを詳しくまとめました。

テレビや雑誌でもたびたび話題になる「終活」についての基礎知識としてご活用下さい。

 

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日本で一番多い葬儀の宗派

あなたは、自分のお寺の宗派はご存知ですか?

一般的に多いと言われているのは「浄土真宗」です。

他にも日蓮宗、日蓮正宗、曹洞宗、真言宗、創価学会など、日本には様々な宗派・宗教が混在しています。

こちらの記事では、一般的に多い「浄土真宗」の場合で説明していきます。

 

葬式の種類

葬式の種類を5つに分類し、メリット・デメリットをまとめました。

  • 一般葬
  • 家族葬
  • 一日葬
  • 火葬
  • 密葬

 

一般葬(普通葬)のメリット・デメリット

寺と梅の実

「一般葬」は地域によって「普通葬」と呼ぶこともあります。

ほとんどの方に知識があるように、亡くなった人の知人友人、家族の知人友人また職場の関係者など、来るもの拒まず故人を偲んでもらう葬儀です。

一般葬でも、故人の亡くなった年齢、また喪主の立場によって、会葬者(遺族側でなく、弔問に訪れた人)が出席するタイミングが変わってきます。

故人が特別に葬儀の準備をしていない場合、遺族が葬儀を執り行う(喪主)が「葬儀を考える人」となりますので、故人の年齢は考えないことにします。

 

喪主が現役バリバリで働いている場合

一般葬では、喪主が現役バリバリの年代である場合「お通夜」で会葬者(遺族側でなく、弔問に訪れた人)が多く出席することが予想されます。

  • 会社の同僚
  • 一緒に働いている方
  • 仕事上の付き合いのある取引先の方
  • 下請け会社の従業員の方

などが分かりやすい会葬者です。

もし、喪主が会社の役員などの重役であれば、さらにその会社に関係する方々のほとんどが、お通夜式に出席するか、もしくはお通夜の日に香典を持参するはずです。

また、お通夜だけではなく、葬儀にも会社の代表や取引相手の代表、下請け会社の代表などが出席する可能性も高くなります。

喪主が現役のバリバリで働いている方、もしくは役員などの場合は、お通夜と葬儀の出席者は予想数を超えることがありますので、注意しましょう。

 

喪主が現役を引退している場合

喪主が、定年退職などで現役を引退している場合は、一般葬といってもそこまで人数は増えません。

ご親戚と、田舎の方ならご近所の方々がお参りに来るくらいのものです。

弔問者の相手にそこまで追われることもないので、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことができる可能性が高くなります。

 

一般葬のメリット

  • 葬儀における終活の必要性が低い。
  • 葬儀の相場程度のお金を貯めておけば良い。

 

一般葬のデメリット

  • 想定外に予算以上の葬儀の出費が考えられる。
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終活へのアドバイス

「一般葬」で多くの方とお別れしてほしい場合は、特別に葬儀の準備をしていない場合でも、葬儀社が全面サポートして下さいますので、滞りなく葬儀を執り行うことができます。

しいて…言うなら、お金を貯めておいて下さい。

もしくは、見積りをとり、葬儀社を決めて、その金額を貯めておくと良いでしょう。

 

家族葬のメリット・デメリット

喪服の男女

「家族葬」いう言葉は曖昧です。

家族葬の流れは、お住いの地域の一般的なお葬式と変わらないとも言われています。

葬儀社からの説明を受ける場合は、

「家族葬」は、家族や親しい友人を中心に少人数でお別れをするお葬式です。

と言われることが多いです。

しかし、「家族葬」とは“総称”である。と表現している葬儀会社もあり、
葬儀をする側、葬儀に参列する側からすれば、曖昧で分かりにくいお葬式です。

 

家族葬の参列者の範囲はどこまで?

最も気になるのは、家族とはどこまでの関係の方々を指すのかというところでしょう。

故人の子供、孫までですか?

それとも、故人の兄弟までですか?

「家族」のライン(線引き)をしっかりと定めておきましょう。

曖昧にしていると、仮に亡くなった方の兄弟が葬儀に参列するとなれば、甥・姪や他の親戚も来ないとは限りません。

名目上は「家族葬」といったものの、葬儀が終わってみると、普通のお葬式(一般葬)になってしまい、結果的に準備がおろそかで慌てる結果にもなりかねません。

 

葬儀をする側から見る「家族葬」の意味

葬儀をする側からすれば「家族葬」とは「オーダーメイドの少人数のお葬式」と言い換えられます。

葬儀会社により「家族葬プラン」が少しずつ異なるのも「オーダーメイド」だと考えれば納得がいきます。

  • どんな「家族葬」を希望しているのか?
  • 希望の「家族葬」を実現してくれるのはどの葬儀会社か?

あなたが希望している「家族葬」が、一般的には「一般葬」「一日葬」「火葬」などのプランの場合もあります。

費用やトラブルなども考慮して「家族葬」について基礎知識を増やしていきましょう。

「家族葬」という言葉は、曖昧でハッキリしていません。

「その人らしい葬儀」という新しいカタチの総称でしょう。

 

家族葬のメリット

家族葬の言葉の良いところは、会社などの他人の会葬を断るには良い言葉になるでしょう。

たとえば、現役で働いている方は、一緒に働く人たちに気を使わせない言葉としては良いようです。

「家族葬でするから気を使わないで下さい。」と伝えるだけで、柔らかく会葬者を断ることができます。

家族葬が好まれるようになったのには理由は様々なようで

  • 故人とのお別れをゆっくり家族で過ごしたい。
  • 他人が来ると、気を使ってしまうので嫌だから。

などがあげられます。そして、

最大のメリットは

  • 葬儀費用が一般的な葬儀より安く設定できる。

確かに、「家族葬」は家族の線引きをしっかり定めておけば「一般葬」より安くなる傾向があります。

例えば、香典を頂くと返礼品を渡さなければいけません。

地域によって異なりますが、1,620円の品物を一般葬で200個使えば324,000円必要です。

これが家族葬となると、半分の100個で済むかもしれません。

また、通夜振舞い(通夜で親戚・会葬者に飲食と提供すること)がある地域はその金額も節約することができます。

他にも、見栄や見た目を気にする必要がありませんので、祭壇も安いプランを選びやすいという理由もあります。

家族葬を選択することによって、葬儀代金を抑える方法の一つになることは確かでしょう。

 

家族葬のデメリット

  • 家族葬の定義が曖昧である。
  • 親族間トラブルが起こる場合がある。
  • 葬儀後に知らせを受けた人の弔問がいつまでも続く場合がある。

結局「家族葬」といったものの、「一般葬」と変わらないぐらいの人が来て、品物の追加などで葬儀費用が上がったということもあります。

「家族葬」という言葉ができて、10年が経過した程度の現在ではきちんとした定義がないために起こっている問題点でもありますね。

 

家族葬の由来

家族葬という言葉は、昔からある言葉ではなく2008年リーマンショックの金融危機あたりから登場した言葉ではないでしょうか。

はじまりは首都圏とされ、メディアで取り上げられるようになるにつれ、全国へ広まっていったと考えられます。

家族葬が広まった背景には、

  • 平均寿命が伸びたこと
  • 核家族が増えたこと
  • ひとり暮らしが増えたこと

などが影響しています。

2016年5月にWHO(世界保健機関)が発表した国別の平均寿命に関するデータで、日本は平均寿命男女平均(83.7歳)で世界1位に輝いています。

亡くなる方が高齢化したことに加えて、高度経済成長期に各地から首都圏へ流入してきた方の葬儀では、出身地の親族も代替わりしていて関係性が薄れてしまっていることも少なくありません。

人との繋がりを大切にしたい気持ちはあるものの不景気、晩婚化、少子化などの問題も相次いだ結果、身近で親しい人だけでの葬儀となったことで、葬儀の新しいスタイルとして広がったようです。

 

終活へのアドバイス

「家族葬」とは、昔からある名称ではなく、新しい葬儀のカタチのことを表す総称です。

そのため、葬儀を行う地域と個々の認識のズレが起こりやすくトラブルも少なくありません。

家族に静かに見送ってほしいと願う場合は、「遺言」という形で一筆残しておくと良いでしょう。

遺言でなくともエンディングノートでも代用できますが、どこまでの方にお別れに来てほしいか具体的に記しておくことが、ご家族の為になります。

例えば、子と孫までとか、兄弟までとかですね。

そうすることにより、家族の最終的な決断の手助けになりますし、トラブルも起こりにくくなります。

あなたの願いを明記しておけば「父が遺言にそのように記していたから。」とあなたの願いを家族が叶えてくれるはずです。

そしてもう一つ、お金も貯めておきましょう。

 

一日葬のメリット・デメリット

白い小さなユリの花

一日葬とは、その名の通り一日でお葬式を終わらせる葬儀のことです。

「通夜なし」でお葬式のみという形が一般的に多いようです。

 

一日葬のメリット

  • 通夜がないため費用が抑えられる。
  • 親戚も日帰りができるから肉体的、精神的な負担が少ない。
  • 寺院との付き合いがない、無宗教者に適している。

 

一日葬のデメリット

  • 24時間経過しなければ火葬ができない。
  • 通夜を行わないので、会葬者を招きにくい。
  • 葬儀後に参列できなかった弔問客の対応に追われる可能性が高い。
  • 習慣にこだわる親族から批判される可能性がある。

火葬できるまでの時間を一晩斎場で待つ場合、斎場によっては、一晩遺体を安置することになります。

斎場側はその部屋は使うことができないでのすので、普通に考えれば費用が掛かるしょう。

式場の使用料金が、前日の準備と合わせて2日分のため思ったほどの費用の負担が減らない可能性があります。

自宅で待つ場合も、朝からバタバタして斎場に向かわなければならないのでしょう。

言い方は大げさですが、まったく知らない他人のお葬式を執り行わなければならないならば、「一日葬」でも良いかもしれません。

 

就活へのアドバイス

「一日葬」は、人によっては意味が見いだせない場合がある為、アドバイスがありません。

一日葬を執り行うの前後にも、やらなければならないことがある現実に向き合って、葬儀社と念入りな打合せが必要です。

費用と向き合いながら良い葬儀社を見つけてほしいです。

 

火葬(直葬)のメリット・デメリット

通帳を見る女性の手元

宗教者を呼ばずに、火葬のみ執り行う葬儀のことをいいます。

「直葬(ちょくそう・じきそう)」書き読みされることが多いです。

お葬式を一番安く、そして簡単に行う方法となります。

流れとしては、死亡後24時間過ごし、24時間が経過したら火葬して、収骨(お骨を拾う事)して終わりとなります。葬儀社で違いますが、

基本的に料金は

  • 柩(ひつぎ)
  • お骨壺
  • 遺体輸送料
  • 霊柩車代金
  • ドライアイス
  • 斎場使用料

で終わってしまいます。

最近の高齢者は、この直葬を望む方も多くなっています。

理由は、子供たちに負担を掛けたくないという想いからだそうです。

確かに宗教者を頼んだ場合(お経をあげてもらう場合)、お葬式だけではなく、仏式であれば初七日や四十九日、神式ならば、10日祭や50日祭を執り行ったりと、その後も葬儀費用の負担が出てきます。

直葬は、安くそして簡単にお葬式を執り行うとは言い難く、死後の処理を行う方法と感じる方もいるでしょう。

 

火葬(直葬)のメリット

  • 葬儀費用や時間を大幅に削減できる。

 

火葬(直葬)のデメリット

  • 残された家族が決断するには難しい場合がある。

火葬(直葬)後トラブルに注意!

  • 「お別れしたかったのに、できなかった。」という親族や知人、友人の思いに配慮が必要になるため、知らせを出し、理解してもらう必要がある。
  • 葬儀後も弔問客が絶え間なく続き、気持ちの切り替えが分からなくなる。
  • 納骨や法要のことも考慮し、寺院との相談が必要な場合がある。

 

就活のアドバイス

葬儀費用の予算問題が大きく関係してきます。

家族が亡くなった場合「ハイ火葬!」となかなか残された者での決断が難しい場合もあります。

仮に予算で困っていなくても(困っていたとしても)直葬を望む場合は、事前に家族で話し合うことをお勧めします。

 

密葬のメリット・デメリット

お墓と線香

密葬は、誰にも伝えず、秘密にしながらお葬式を執り行う葬儀です。

有名人が亡くなった場合「近親者で葬儀は終わりました。」もしくは「近親者のみで葬儀を執り行い、のちほどお別れ会を開きます。」などと案内されることがあります。

これらも密葬の中に含まれます。

秘密にしながら執り行っていた密葬ですが、最近では「密葬で執り行います。」と宣言し、会葬者を断る方法にもなっているようです。

 

密葬のメリット

  • 他人が来ないので気を使わない事情に適している。

 

就活のアドバイス

密葬は、葬儀社の経験値や知識の多さが関係してきます。

自分のお葬式を密葬で執り行いたい場合は、知識の多い葬儀社を見つけておくことが大事です。

 

 葬式の種類と終活まとめ

現在、お葬式の形式はいくつかの種類に分類されます。

時代は流れは、確実に簡易的な葬儀形式に動き出していますが、お住いの地域や宗教、家庭環境によっても、まだまだ大きく左右されます。

近年では、お葬式の形式が増えてことで、「終活」という言葉が普及し、就活の際に自分のお葬式のイメージを持つ方も増えてきました。

どのお葬式を選んでも、それを執り行う葬儀社がしっかりしていないと、あなたの希望は通りません。

しっかりとサポートしてくれる葬儀社を選定することが、何より大切になっていくでしょう。

そして、信用できる葬儀社が見つかったならば、喪主を務めるであろう方に紹介しておけば良いでしょう。

 

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