ポイっと捨てるね。
縁起担ぎ

雛人形いつからいつまで飾るの?縁起が良い飾る期間と片付ける時期

ひな壇飾り

3月3日の桃の節句に合わせて飾る雛人形ですが、飾りはじめる期間と片付ける時期について、しっかり押さえておきたいですね。

でも、調べれば調べるほどに様々な諸説があり、由来もあります。

その諸説の中で、どの日が縁起の良い日なのか。

私の考えをまとめてみました。

 

雛人形はいつから飾る?

一般的には、節分(2月3日)の翌日である立春(りっしゅん)である2月4日頃から飾り始めると良いと言われています。

これは、節分で豆まきをして厄や災難を祓(はら)い清めたあとに、子供の成長や幸せを願い、飾り付けることが良いと言われているからです。

2019年は、2月4日(大安/たいあん)で、何を始めるのにも良い日です。

是非、午前中の日差しの温かい時間帯(10時~12時)を目安に飾って頂きたいです。

セミロングの指を頬におく女性立春の他に言われているのが、雨水の日(うすいのひ)です。

雨水の日とは、雪から雨に変わる日で、農耕の準備をはじめる時期とも言われています。

漢字だけ見ると「雨」と「水」なので暗いイメージがありますが、厳しい冬がようやく終わりを告げはじめ、地面が見えてくる時期です。

雪解けの匂いをかぐ犬

雪が解けはじめた川には、清らかな水が流れ始めます。

雪解けで水が流れる川

春が近づいている「はじまり」のイメージが伝わりましたか。

昔の方なら、農耕の準備をはじめると思いませんか。

このイメージが一年を24等分にした「十四節気(にじゅうしせっき)」のうちの「雨水」です。

  1. 小寒
  2. 大寒
  3. 立春
  4. 雨水 ← コレ!
  5. 啓蟄
  6. 春分
  7. 清明
  8. 穀雨
  9. 立夏
  10. 小満
  11. 芒種
  12. 夏至
  13. 小暑
  14. 大暑
  15. 立秋
  16. 処暑
  17. 白露
  18. 秋分
  19. 寒露
  20. 霜降
  21. 立冬
  22. 小雪
  23. 大雪
  24. 冬至

2019年は、2月19日(先負/せんぶ)です。

「先負」は「先んずれば負ける」という意味を持つので「午前は凶、午後は吉」と解釈します。

そのため「先負」の日は、午後からの行いが縁起が良いとされています。

今年は、12時から14時の日差しの温かい時間帯が好ましいでしょう。

an真正面様々な諸説からの私の考えをまとめましたが、お住いの地域によって、飾る日にふさわしい日が代々伝承されている場合もあります。

そういった場合は、伝承されている時期を目安に飾るのが縁起が良いと言われています。

また、3月3日の前日ギリギリに飾るのではなく、遅くとも2月中に飾るようにするようにしたいものです。

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雛人形はいつまで飾る?

一般的には、3月3日が過ぎたら、片付けはじめて良いと言われています。

雛人形を片付けるのが遅くなると、お嫁にいくのが遅くなる、お嫁にいけなくなる、など「婚期」を逃すように言われています。

「遅く片付ける」 ⇒ 「遅く片付く」 ⇒ 「嫁に行くのが遅くなる」 ⇒ 「婚期が遅れる」

という言葉の語呂合わせが由来です。

特に、ご年配の方から聞くと「昔の人が言うのだから、きっと何かあるのかも?」と思ってしまいがちです。

雛人形を飾る意味から考えれば、明らかに迷信です。

迷信に惑わされないように、ご注意下さい。

片付けをきちんとできないようでは、お嫁にはいけないという「しつけ」の意味で語呂合わせの迷信が生まれたのです。

私の地域もそうですが、旧暦4月3日まで飾る地域も、まだまだ多いと聞きます。

その場合は、4月3日が過ぎたら、片付け始めれば良いと言われています。

具体的な期間はありませんが、3月3日(旧暦なら4月3日)が過ぎたら、速やかに片付けるように心がけましょう。

an指差し

大切なことは、「もう少し飾って、雛人形を楽しみたい。」

と言う気持ちで余韻を楽しむのであれば、きっと気持ちは届くはずです。

逆に「片づける時間が作れないから、とりあえず飾っておこう。」

と言う気持ちであれば、良い事ではないとしっかり認識することが必要です。

 

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雛人形を片付ける時期は?

雛人形を飾る親子

雛人形は、湿気にとても弱いです。

私は、良く晴れた天気の良い日の11時から13時頃を選んでいます。

そのため、旧暦の4月3日まで飾る予定でいても、天候が崩れそうなら数日前に片づけることもありました。

晴れの日が続いている時期は湿気が少ないので、カビやシミを防ぐことにつながります。

「天気」を目安にすると一番良いかもしれません。

雛人形は、木材を使用して製作されていることが多く、衣装や小物類などには、絹やレーヨンなどの素材が使用されています。

お値段が高級になればなるほど、素材の使用料も多いので、湿気には十分に気を付けなければいけません。

雨天が続いた日は、雛人形も湿気を吸っていますので、その状態のまま保管することになりかねません。

また、片付けの際に付着した埃(ほこり)やゴミなどが繁殖しやすくなり、翌年にカビやシミとして残ってしまう確立も高くなります。

an指差し良く晴れた日の最も気温の高い時間帯を選んで、綿手袋を着用し、汚れや指紋を落としながら、丁寧に片付けることができればベストです。

娘のための雛人形なので、成長途中でカビてしまうなんてイヤなので、シビアに迷信や伝承よりも大切な娘の笑顔を選択しています。

 

雛人形は、いつからいつまで飾ると縁起が良い?

いかがだったでしょうか。

2019年の我が家は、

飾る日:2月4日予定

片づける日:(旧暦4月3日までだから)3月中予定

で考えています。

娘が、健やかに笑顔で歩んでいけるように願いを込めて、2019年の縁起の良さそうな時期をみなさんも選んでみて下さい。