葬儀の受付を頼まれた方は、何をすればいいのでしょうか。
こちらでは、50名程度の弔問客を目安に一般的な葬儀での受付のお仕事をまとめています。
仕事内容が分かりやすいように、少し大きなお葬式と比較しながらすすめています。
喪家の方は「葬儀の受付は誰に頼んだらいい?受付をしてくれた方へのお礼の仕方」も参考にして下さい。
-
-
葬儀の受付は誰に頼んだらいい?受付をしてくれた方へのお礼の仕方
お葬式に参列した方は分かると思いますが、斎場についたら受付に向かいます。 喪家が葬儀の受付をお願いする場合には、どんなこ ...
続きを見る
【受付の役割】仕事の流れ
返礼品の準備
香典の受け取り
弔問者に記帳を促す
返礼品を渡す
香典の管理
現在、返礼品の準備は、葬儀社が準備することが多くなり、受付の仕事からは外れていることもあります。
しかし、最初に準備された返礼品がなくなると、その後は受付の仕事となります。
受付の服装
喪服を着用します。
女性の場合は、簡素にまとめた髪型にし、お化粧は控えめにすると良いでしょう。
手を使うお仕事が多いので、結婚指輪以外のアクセサリーは外しておきましょう。
受付のマナー
香典の受け取り方
受付をお願いされた場合は、実際に喪家とは親戚関係ではなくとも、弔問者・会葬者からすると喪家の一員です。
香典の受け取る際には、
「ご丁寧にありがとうございます。お預かりします。」
「お預かりして、故人へお供えいたします。」
などと言葉を添え、両手で受け取り、一礼するのが良いです。
大きな葬儀になると、記帳所の拡大、受付の拡大が求められますが、そこは葬儀社が考えるので受付を頼まれた方は考えなくても良いことです。
香典返しの渡し方
「ご記帳頂き、ありがとうございます。」と返礼品を渡します。
葬儀が終了するまで、弔問・会葬いただいたお客様の手荷物の負担を減らす目的で、返礼品を受付でお預かりし、番号札を渡す方法を用いる葬儀社もあります。
弔問者は帰る時に番号札を受付に返し、返礼品を受け取るのです。
この場合には、受付の仕事は増えますので、臨機応変に対応しましょう。
受付が気を付けなければならないこと
葬儀社が近くにいるはずですので、疑問があれば葬儀社に聞けば、すぐに答えてくれるので心配する必要はありません。
香典の管理
当然ですが、弔問者から預かった香典を紛失しないように管理は怠らないでください。
香典は、弔問客が目の前を立ち去ってから会計係へ渡すようにしましょう。
弔問客の案内
斎場で葬儀を執り行うことが多くなった近年では、焼香の案内やトイレの場所、駐車場などの案内は、葬儀社の方がやってくれます。
しかし、社葬のような大規模の葬儀になれば受付の仕事は増えてきますので、協力が必要になります。
葬儀が大きくなると、社長や役員など、それなりの顔ぶれが揃うので席への案内も必要となります。
この場合は、葬儀社の方よりも社員の方が臨機応変な対応ができるので良いでしょう。
受付の承諾はいつまでにすればいい?
受付のメンバーを決めるのは、喪家です。
急に受付を頼まれたけど、できそうもない場合は、速やかにお断りをして下さい。
最近では、受付の準備のほとんどを葬儀社が済ませてくれます。
会葬礼品に会葬礼状をセットし、袋詰めも葬儀社が行うことがほとんどです。
人生の経験にもなりますので、引き受けてみてはいかがでしょうか。
頼まれた方は、勤務先などに早退や休暇が可能か確認をとり、速やかに答えるようにしましょう。
受付を頼まれて断る場合は?
葬儀の受付を頼む場合は、それなりの信用関係があるから頼むはずです。
結婚式の出席や受付を頼まれたことを断る場合は、
- 仕事を理由にしてはいけない。
- プライベートの遊びなどを理由にしてはいけない。
などがありますが、葬儀は急なことが多く、出席は自由であり、信頼関係があるからこそ受付を頼むという理由から、断る理由に真実を話して良いとされています。
「会社に早退をお願いしたが、急で理解してもらえなかった。」と正直に伝え、断って構わないのです。
受付のお礼を頂いた場合
喪家によっては、お礼のお金や品物、、またはお食事などを用意してくださる場合があります。
その場合は、お断りすることなく、素直に受け取って下さい。
喪家の方は「葬儀の受付は誰に頼んだらいい?受付をしてくれた方へのお礼の仕方」も参考にして下さい。
-
-
葬儀の受付は誰に頼んだらいい?受付をしてくれた方へのお礼の仕方
お葬式に参列した方は分かると思いますが、斎場についたら受付に向かいます。 喪家が葬儀の受付をお願いする場合には、どんなこ ...
続きを見る