我が家の娘たちが「英検4級」に合格しました。
1回目 | 2回目 | |
娘A | 合格 | ― |
娘B | 不合格 | 合格 |
相変わらずですが、英語が聞き取れた方が便利だろうという安易な考えの私ですので、子供の英検対策も適当です。
そもそも私には、英語力がありませんし、勉強をみてあげられる能力もありません。
ということで、英検4級を小学校6年生で受かった娘と落ちた娘を比較し、受かった娘の方法を落ちた娘にやらせてみたら受かったと言う対策法をお話したいと思います。
そもそも、お話するほど優秀な娘たちではないのですが、英語にそれほど力を入れていないお子様に、あと一歩の力になれば嬉しいです。
まじめに対策を講じているご家庭向けではありません。我が家はズボラ家族ですので、ご了承ください。
我が家の英検4級合格分析データー
英検4級 合格
二人の娘は、6年生で英検4級を受験し「合格」と「不合格」に別れました。
筆記(35分)の問題内容
【1】短文の空所に文脈に合う適切な語句を補う。
【2】会話文の空所に適切な文や語句を補う。
【3】日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える。
【4】長文の内容に関する質問に答える。
リスニング(30分)の問題内容
【1】会話の最後の話に対する答えで適切なものを補う。
【2】会話の内容に関する質問に答える。
【3】短い長文の内容に関する質問に答える。
英検推奨目安と我が家の目標ライン
日本英検協会推奨目安 | 中学中級程度 |
英検CESスコア | 622/1000 |
我が家の正解回答数目安(※) | R【1】12/15問
R【2】2/5問 R【3】2/5問 R【4】8/10問 |
L【1】8/10問
L【2】6/10問 L【3】6/10問 |
|
我が家の目安ライン(※) | 合計 44/65問(68.0%)
R 24/35問(68.5%) L 20/30問(66.6%) |
(※)英検4級の合格判定は、正答数で判定されていないと推測できます。
例えば、合計して「40」の問題が正解していたから「合格」という判定方法ではないということです。
上記の正解回答数はギリギリのラインとして目安を立てるために我が家が練習目標にしたラインです。
英検4級では、問題によってスコア数が異なり、どの問題がいくつスコアを持っているかは公表されていないので分かりません。
学校のテストでは、1問10点の簡単な問題と、1問30点の難しい問題があります。
英検も同様に1問10スコアの簡単な問題から、1問30スコアの難しい問題があると私は分析しました。
分析データー
正答数が、全受験者の平均正答率に達していなくても、難しい問題を解けていれば高いスコアを獲得できるので「合格」できています。
では、どの問題がどれくらいのスコアを持っているか、あらかじめ予測してみましょう。
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我が家が使った英検4級の教材
一般的な4級の対策方法は、
- 単語を覚える
- 表現単語を覚える(I’m home「ただいま。」など)
- 組み合わせ単語を覚える(at once「すぐに」など)
- 前置詞(at~、in~、to~)を覚える
- 過去形単語を覚える
- 英単語、英文を聞き取れる耳にする
これらは、単語のリスニングと過去問を繰り返しをやることで強化されていくと言われています。
我が家では、単語の反復練習をさせたり、リスニング練習をさせるときは、やる気を出しやすい「イラスト付」を選びました。
小学6年生まで使った単語教材
中学生から使った単語教材
問題集は、はじめは気軽にできる教材を選び、次に過去問を反復させました。
我が家の英検4級対策方法の考え方
私は、娘たちに筆記(35分)の部分だけ裏技対策を行いました。
筆記問題内容
【1】短文の空所に文脈に合う適切な語句を補う。
【2】会話文の空所に適切な文や語句を補う。
【3】日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える。
【4】長文の内容に関する質問に答える。
まず、スコアが低そうなのは、【1】だと推定しました。
逆に、スコアが高そうなのは、【2】【3】だと推定しました。
そして【4】は、答えが書いてあるので点数が取りやすいのです。
加えて【4】のスコアは【1】のスコアよりも高い可能性があると推測しました。
- 【1】はスコア低め予想
- 【2】【3】はスコア高め予想
- 【4】は答えが書いてある。
【1】から【4】の中で一番答えやすい問題は【4】です。
なぜなら、答えが問題文に記載されているからです。
さらに、【4】なのだからスコアは中~高設定でしょ!というざっくり予想が入っています。
(たまに例外はありますが)ほとんどの問題が、手紙やEメールの上の方から順番に出題されています。
そのため、どの辺りに答えが記載されているかも予想して見つけることができるのです。
ある程度の単語を覚えていれば、一番解きやすい問題なのではないでしょうか。
次に【1】は(1)~(15)までありますが、後半になると徐々に難しくなっていきます。
ただし、15問と問題数が多いので、難関問題は(12)~(15)のあたりに出題されているケースが多いです。
冷静に考えれば、問題数が多いだけでスコアを伸ばせる問題です。
【2】【3】については、出題数が5問と少なく、娘たちの正解率が低かったです。
最低限【2】2問、【3】2問の正解ができるように目標を設定します。
試験開始直後に子供が「分かんない。どうしよう。」という気持ちにならないように、解きやすい問題から解く工夫を考えました。
誰でもできる!英検4級の筆記で我が家がやった裏技はコレ!
我が家の娘を見ていると、【2】4問目・5問目と【3】4問目・5問目の正解率がとても低かったので、この4問は時間をかけないように伝えました。
分からなければ、必殺!当てずっぽう作戦で、マークシートを塗るだけでもOKです。
白紙で提出するより、正解率は上がりますから(笑。
とにかく試験時間は限られているので、力を発揮できる問題に力を注ぎこむように練習させました。
ということから、我が家では試験開始すぐに、
【4】>【1】>【2】>【3】
で解く練習を身体にしみ込ませました。
たったコレだけです。
過去問の練習は、全て上記の順番で解く練習をさせました。
娘に至っては、慣れるのに時間がかかり、【1】から解いてしまう癖が抜けません。
「分かった。」と言った娘は、適当に話を聞いているのでしょう。
【1】からやってしまうことが、何度も繰り返されました。
これでは、緊張している本番の試験で【1】から解いてしまいます。
それが、我が家では「合格」と「不合格」の結果の別れ目だったのかもしれません。
「不合格」した娘は次の試験で解く順番を変更したことにより、ハイスコアで合格しています。
解き順の変更は、過去問を解くときから練習させなければ身に付きません。
練習の時から、
「当てずっぽう」には、✖(バツ)マークを。
「2択に絞って当てずっぽう」には、△(三角)マークを。
というような「自分の決まり」を作って、出題用紙に記載する練習もさせました。
時間に余裕があるときに、見返す問題を把握するためです。
ここで注意するのはマークシートではなく、出題用紙にマークを記入することです。
間違ってもマークシートには記載させないように、何度も繰り返し説明をしてあげて下さい。
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英検4級合格のために我が家の裏ワザ対策法まとめ
問題集をやることは必要です。
単語を覚えることも必要です。
しかし、問題の解き方を工夫することで合格への近道になるのではないか、とも思っています。
私は英語には全く自信がありませんし、ほとんど分かりません。子供の話してる英語が聞き取れないほどの日本語英語世代です。
でも社会人なので、仕事の効率化はできます。
だから、問題の解き方の効率化を教えるという指導は、日本語でもできるわけです。
口癖にしていたのは、
- 筆記は【4】>【1】>【2】>【3】で解こう!
- 【2】4問目・5問目と【3】4問目・5問目は考えすぎない。
- 全く分からない問題も白紙で出さない!(✖マーク)
- 少し分かるなら2択まで絞ろう!(△マーク)
- マークシートにメモ書きをしてはいけない!
- 時間が余ったら△マークから見直し、✖マークは後回し。
という適当三昧です。
子供に対して私が教えてあげられることは上記の6つだけでした。
英検4級から、本格的な過去問練習が必要になってくると聞きます。
もはや「まぐれで合格できる」レベルではなくなり、「努力して合格を手にする」レベルへと変わる級です。
ここで、努力しなければ合格できないと意識を覚えるためにも、過去問を反復することも覚えてほしいです。
そして、努力して合格したと言う経験を得ることで、3級合格への第一歩になると願いたいです。
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