6年間使ったランドセル、大切な思い出と一緒に保管していますか?
それとも、捨てていますか?
日本のランドセルは丈夫なことで有名です。そのランドセルを再利用するボランティア活動があることを、知っている方も多いはず。
どうせ捨てる物なら、誰かの役に立ってもらいましょう!
でも、どこに送ればいいのでしょうか。
使用済みのランドセルの価値
日本の子供たちが当たり前に使用しているランドセルは、日本を離れた地で、とても貴重な価値があることはもちろん、子供たちに大人気です。
日本のランドセルは、とても耐久性に優れています。
まだまだ使えるランドセルには、魔法が詰まっています。
- 勉強をしたくても様々な事情により学校に通い続けることができない子どもたちのために使われる。
- 「子供たちは、平等に教育を受ける権利がある」と親が気付く”きっかけ ”を与える力がある。
また、通学目的だけでなく、子供達のマイバッグとしても大切に使ってくれるそうです。
子供たちの手に届いたランドセルは、その後も弟妹や地域の他の子供達に譲られ、ランドセルが劣化して使えなくなるまで長期間使ってくれていると聞きます。
学校に行くことができる子供たちがひとりでも増えてくれたら嬉しいですね。
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ランドセルを寄付するには?
送付する回収団体によって、多少異なりますが、寄付する前に知っておきたい内容は以下の通りです。
- 経年劣化での「汚れ」や「はがれ」は、気にしなくてOK!
- 不要な鉛筆・消しゴム・ノートは、ランドセルの中にを入れて送付すると喜ばれます。
- 受付期間が決まっている場合もあるので、期間内で手続きする必要があります。
- 「寄付者から回収団体」「回収団体から海外」の2つの輸送経路で送料や輸送代が発生します。
寄付する前に注意したい点
寄付する側が送料や海外までの輸送費の一部を自己負担し、回収団体がまとめて子供たちへ届けているいう流れが一般的です。
送料の自己負担にが気になる方は、きちんと確認をしてから検討するようにしましょう。
寄付できないランドセルは?
あらかじめ、送付したい団体の指定する条件に合っているランドセルを所有しているのかを確認してから送るようにしましょう。
いくら不要であっても、著しく状態が悪いランドセルは寄付はできません。
寄付する前に、これから使う子供たちが「笑顔で使えるランドセル」なのか、もう一度確認して下さい。
最低限のチェック事項
- 肩ベルトにヒビが入っていないか。
- 皮が劣化して、表面がはがれていないか。
- バックルがきちんと閉まるか。
[st-kaiwa1]我が子が使う立場だと想像すれば、目安になります。[/st-kaiwa1]
①肩ベルトにヒビが入っていないか
切れてしまいそうなヒビが入っていると、耐久性がありません。
②皮が破損劣化して、表面がはがれていないか
皮の状態が、経年劣化とは異なり、破損や雑な扱いによる劣化の場合は、雨風に強いランドセルの特性が損なわれています。
少し触っただけではがれ落ちる皮の場合は、機能を果たしていません。
③バックルがきちんと閉まるか
きちんと閉まることが前提で寄付しています。
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寄付できないランドセルの使い道
寄付できない状態のランドセルは、捨てるしかないのでしょうか。
いえいえ、「ミニチュアランドセル」にして思い出を残しておく方法もあります。
ランドセルをすべて再利用し、1本1本を手作業で、熟練の職人が忠実にリメイクしてくれます。
すべてのパーツを利用して、リメイクしてくれるので、汚れやキズや色あせた革が、逆に味になって戻ってきます。
お金がかからない寄付の仕方
「寄付はしたいけど、送料や海外までの輸送費を支払うのはちょっと・・・」と思う方は、条件に合えば無料で寄付できることがあります。
Softbank
携帯でお馴染みの Softbank(ソフトバンク)が、ネパールへの寄付を開始しました。
ソフトバンクショップ、またはワイモバイルショップに直接持ち込むことで、倉庫までの送料と国外への輸送費がかかりません。
卒業後5年以内のランドセルに限られていますが、お金をかけずに寄付することができます。
寄付したい場合は、回収期間中に事前の申し込みが必要です。
2019年から開始されたプロジェクトですので、予告なく終了となる場合がありますので、早めに申し込んでおきましょう。
回収期間:2019年4月1日(月)から2019年5月31日(金)まで
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ブランディア
ブランディアでは、年に1度、ランドセルの寄付をしていました。
2017年以降の寄付活動が確認できなくなりましたが、再開する可能性もありますので、チェックしておきましょう。
2016年までは、回収期間内に集まったランドセルをまとめて、ジョイセフへ寄付しています。ランドセルの回収注意事項はジョイセフの内容と同様です。
ランドセルのみの回収はできませんでしたが、ブランド品1点以上の買取がある場合に申込み可能で、同梱にて送付することができたようです。
尚、期間が限定されているため確認してから同梱するよう注意が必要です。
ブランディアでは、ランドセルの寄付の他にも、お洋服などの寄付やチャリティー活動も不定期に行っているようです。
集荷場所への持ち込みできる?
回収団体によっては、集荷場所(倉庫など)へ直接持ち込める場合があります。
集荷場所が最寄りの場合は、直接問い合わせて持込み可能かを確認することが大切です。
連絡なしでの持込はできませんが、持ち込み受付をしてくれる場合は、寄付側の送料の負担は軽減されます。
ただし、海外までの輸送費が必要な団体については、輸送費は必要になります。
自分のお小遣いにしよう!
最後に、自分の収入にしたい場合は、買い取り業者に依頼したり、メルカリや、ヤフオクなどを活用することもできます。
ただし、新品に近い状態でないと、確実な収入になるのは難しいですので、手間との兼ね合いになるかと思います。
状態が良ければ、総合買取をしている「高く売れるドットコム」でもランドセルを買取してくれます。
農機具や大型・小型家電、美容機器から趣味で集めた宝物、ブランド品や教材まで、買い取ってくれる商品の幅が広いのでメリットがあります。
私が「高く売れるドットコム」を利用したレビューも参考にして下さい。
回収ボランティア団体
主な回収ボランティア団体の特徴をまとめました。
気になる団体は寄付する前に確認してみましょう。
ジョイセフ「思い出のランドセルギフト」
アフガニスタンに寄付しています。春と秋の年2回実施しています。宗教上の理由で、豚革製のランドセルは対象外です。
日本からアフガニスタンへの輸送費(1800円×個数)の支払いが必要です。
また、団体へ送付する送料も、寄付者側の負担となります。
倉庫への持ち込みが可能な場合も輸送費(1800円×個数)の支払いは必要です。
クラレ「ランドセルは海を越えて」
バレーボールの公式試合球も手掛けているクラリーノ(株式会社クラレ)もアフガニスタンに寄付活動を行っています。
ジョイセフと連携していますので、ランドセルの状態については、はジョイセフの基準に合わせておけば良いでしょう。(豚革製のランドセルは対象外)
年1回実施していて、年明けから受付が開始されます。
受付完了後は、3月からの回収期間内に送付を行います。
応募数に達した時点で受付終了となります。
クラレから指定される送付先までの送料は、寄付者側の負担となりますが、アフガニスタンまでの輸送費はクラレが全額負担してくれます。
ワールドギフト
複数の支援団体と提携し、日本を含め、必要な国へランドセルを寄付しています。
ランドセルの色、メーカー、種類などの有無を問わず、ランドセル以外の学校指定の通学かばん等も回収しています。いつでも回収を実施しており、指定の受付期間や回収期間がありません。
寄付側が発送するのではなく、業者が集荷手配をする回収方法です。
梱包サイズによって集荷料金が異なり、集荷料金に発送費や修繕費、海外への輸送費などの費用が含まれているので、料金が分かりやすいです。(集荷料金120サイズ/2400円~)
日本シリア連帯協会
シリアへランドセルを中心にその他のアイテムも寄付しています。
年に1回フェイスブックで受付を開始します。
シリアへの輸送代の寄付も呼びかけています。
受付期間は設けていますが、コンテナがいっぱいになるまで延長されることもあるようです。
日本シリア連帯協会では、現地での活動内容を含め、子供たちの手にランドセルが渡るまでを様子をフェイスブックで報告しています。
シリアは寒さが厳しい気候ですので、防寒着グッズも喜ばれるかもしれません。
フェイスブックでコンタクトする際には、是非聞いてみて下さい。
【2019年1月15日 AFP】国連児童基金(ユニセフ)は15日、シリアにおける厳しい冷え込みと医療不足により、ここ数週間のうちに避難民の子ども少なくとも15人が死亡したと報告した。
ユニセフによると、死亡した子どものうち8人が、シリア南東部ルクバンの難民キャンプで寒さのために死亡。他の7人は、さらに北方のイスラム過激派組織の拠点ハジンから避難する際に命を落としたという。
セカンドライフ
集荷料金=伝票配送料+ゆうパック料+ワクチン募金
セカンドライフでは、発展途上国の子供たちへのワクチン募金を行っています。
ランドセルの他にも、多くの不用品( ぬいぐるみ、人形、おもちゃ、絵本、古着、着物、子供服、食器、文房具など)をいつでも回収しています。
回収した商品に応じて、ワクチンでの支援をしたり、協力企業を通じて国内外の現地に不用品を届けています。
不用品の梱包サイズによって、寄付側の集荷料金が異なります。(集荷料金120サイズ以下/1,980円~)
寄付できる段ボールの大きさに合わせた料金設定の中に「ワクチン募金」が含まれています。
使用済み中古ランドセルの処分方法まとめ
- 寄付をして再利用してもらう。
- ミニチュアランドセルにして思い出として残す。
- 買取業者を利用して不用品と一緒に整理する。
- メルカリやヤフオクで売る。
気になるランドセルの処分方法は見つかりましたか。
ゴミとして捨てる前に、読んで頂けていたなら嬉しいです。