とある授業参観の日、知り合いのママたちに卒業式の装いを聞いてみました。
「卒業式って何を着て行けばいいの?」
「黒っぽかったら何でも大丈夫だよ。」
「礼服の人もいるし、グレーのジャケットの人もいるよ。」
「コサージュ付けたり、真珠付けてる人もいるし、全体的に黒っぽければ浮かないよ。」
コサージュって何色?ピンク?
「落ち着いた色の人が多いかもね。」
ネットでの情報の中には、暗い色のコサージュは好ましくないので、明るい色をオススメしている意見もあります。
その大半は、黒のフォーマルスーツには明るい色のコサージュが合いやすく、暗い色のコサージュだと全体的に重くなってしまうので、祝いの式では避けた方が良いという考えからからです。
一方、最近ではシックにまとめあげるお洒落なママさんも多く、暗い色のコサージュをアクセントとして、上手く着こなしている方もいるそうです。
コサージュの色は、お子様の通われている学校の風潮や、お住いの地域によって異なります。
まずは、授業参観などの行事で、卒業式の経験があるママさんに聞いて情報収集をしてみましょう。
卒業式に黒色のコサージュを選んで良い?
都心部を中心に、黒色のコサージュは控えるという意見が多く見られる反面で、
- ラメやビーズなどで装飾されている軽やかな黒色
- 黒にグレーやゴールドなど複数の色や素材が使われている
- 紺にブルーやシルバーなど複数の色や素材が使われている
ような華やかなコサージュならば、控えめでありながらお祝いの式典にも好ましいと思う女性も増えています。
ただし、布を使ったコサージュはカジュアルに見えすぎるので、卒業式には不向きであるという意見は知っておくべきでしょう。
数十年前まで、喪服や礼服を着用する方が多かった卒業式の装いですが、現在では式典用のフォーマルスーツを着用している方が多くなってきたことで、暗めのコサージュを使用しても、葬儀のような「重たい喪」をイメージしなくなったのかもしれません。
中には、お祝いだから、ピンク色を中心に明るい色が無難という意見もありますが、ピンク色はとても幅が広いので、セットアップで上下ともに同じ色の黒のフォーマルスーツに、コサージュだけ悪目立ちしすぎる方もいらっしゃいます。
白やピンク色を選ぶ場合は、優しい色で式典に合った色を選ぶように注意が必要です。
グレーや紺、ツイードなどのフォーマルスーツを着用するのであれば、黒色や紺色が含まれたシックなコサージュで調整しても素敵だと思います。
[st_af name=”ads-000″]
卒業式はコサージュが必要なの?
コサージュは、必ず必要なアイテムではありません。
卒業式でコサージュを付けないママさんも、必ずいらっしゃいます。
卒業式は「お別れ」と「お祝い」の式典です。
入学式よりも厳粛(げんしゅく)と言われる卒業式ですが、晴れやかなお祝いの式典の場でもあります。
コサージュは本来、祝いを表現するアイテムですので、黒色だとしても葬儀で付けることはありません。
そもそもコサージュを付けると言う行為で、お祝いの気持ちを表現しているだけなので、黒色がマナー違反ということにはなりません。
暗い色のコサージュをスーツで比較
お子様が通われている学校によって風潮が異なりますので、暗い色(紺色)のコサージュを様々な正装に付けてみました。
画像のイメージから、お子様が通われている学校や地域の風習に合っているか確認してみて下さい。
喪服+(紺)コサージュ
スタンダードな喪服に付けてみました。
喪服は、えのぐの黒に近い漆黒色(しっこく色)をしていますので、紺色のコサージュでも色の差が見られます。
それでも、重くなりすぎているように見えます。
喪服を着用するなら、ビジネススーツを着用する方が良いのではないでしょうか。
喪服+礼服+コサージュ
喪服に礼服(フォーマル用)のジャケットを重ね、紺色のコサージュを付けてみました。
フォーマルジャケットを重ねることで、喪服の着用感が薄くなります。
首元が重すぎて寂しいので、アクセサリーは付けた方が華やかに見えますね。
喪服+フォーマル+コサージュ+ネックレス
コサージュの装飾(パール)に合わせてパールの付いたネックレスを合わせてみました。
お葬式で使用する1連の真珠のネックレスでも良いですが、2連や3連、デザイン性の高いパールのネックレスも華やかになります。
インナーが喪服のため、コサージュは少し明るめに変更した方が、華やかになります。
礼服フォーマル+コサージュ
フォーマルスーツに紺色のコサージュを合わせてみました。
インナーがオフホワイトなので、ジャケットとコサージュで厳粛な雰囲気に。
わざわざ黒のインナーを購入したくない方は、ご検討素材にしてみて下さい。
明るいツイード×コサージュ
明るめのツイードジャケットにパールのネックレスと紺色のコサージュを付けてみました。
卒業式の装いには、明るすぎて私が住む地域にはふさわしくない装いです。
入学式に、卒業式と同じ暗い色のコサージュを兼用したい方は、参考にしてみて下さい。
今回、使用したコサージュはコサージュ専門店Missh-Kisshさんのコサージュです。
Missh-Kisshさんのコサージュは、ピンとクリップの両方が標準で付いているので選びやすいです。
高すぎない料金設定もお財布に優しいので、お金をかけすぎたくない方はチェックしてみて下さい。
卒業式のコサージュの色まとめ
黒色が含まれた暗い色味(黒・グレー・紺など)のコサージュについて、まとめてみました。
暗い色のコサージュの持つイメージがお子様の通われている学校の卒業式の雰囲気に合っているか確認してみて下さい。
ちなみに、私はコサージュがあまり好きではないので、卒業式が終わるとバックに付けました。
記念撮影するときにだけ、サッと胸に付け直したり(笑。
使用回数が少ない方は、先に予算を決めてからコサージュ選びをするようにして下さい。
ちなみに私のコサージュ予算は、卒業式用は2,000円以内で、入学式は3,000円以内が予算でした。